技術士・試験勉強を応援しないサイト(技術士補) > 専門科目・用語集 > 【構造・コン】アルカリ骨材反応
専門科目・用語集【構造・コン】アルカリ骨材反応
アルカリ骨材反応(あるかりこつざいはんのう)
アルカリ骨材反応(あるかりこつざいはんのう)とは、
コンクリートにおける劣化現象の一つである。
コンクリートに含まれるアルカリ分が、骨材(砂利や砂)の特定成分と反応し、
異常膨張やひび割れなどを引き起こす。アル骨と略されることもある。
<定義>
コンクリート中のナトリウム・カリウム等のアルカリ金属イオンが、
骨材中の特定の鉱物と反応。
異常膨張を起こし、コンクリートにひび割れを生じさせる。
以下の三つに分類できる。
1 アルカリシリカ反応(ASR)
2 アルカリ炭酸塩反応
3 アルカリシリケート反応
三つに分けられるが、アルカリシリカ反応と
アルカリシリケート反応はほぼ同じであるため、
コンクリート標準示方書では、アルカリシリカ反応(ASR)と
アルカリ炭酸塩反応の2種類に分類されている。
また、日本でもっとも多く発生しているのがASRで、
アルカリイオン・水酸基イオンとシリカとの間に生じる化学反応である。
<劣化機構と性状>
以下の条件を満たすとアルカリ骨材反応が進展すると言われている。
1 骨材中に限度量以上反応性鉱物
2 水酸化物イオン濃度の高まり
3 コンクリート内部湿度80%〜85%
劣化性状として、コンクリート表面にひび割れが発生し、
ひび割れの方向性が見られないのが特徴であるほか、
白色のゲル状物質がひび割れより滲出している場合もある。
しかし、実構造物においては、
内部の応力状態や補強筋の配筋状態がひび割れに影響を与えるため、
ひび割れの発生性状のみでアルカリ骨材反応であると特定することは難しい。
また、劣化の進んだコンクリート構造物では、
表面のひび割れが10mm以上に達することがある一方で、
ひび割れは中心まで達していないことも多い。
表面に近いコンクリートが中性化してアルカリ骨材反応が終息しているのに対し、
内部のコンクリートの反応のみが進行し、膨張量に差が生じるためである。
Quotation:Wikipedia- Article - History - License:GFDL )
---------------------------------------------------------------
特殊な条件の骨材とセメントのアルカリが反応することで、
コンクリートに悪影響を及ぼす現象が、アルカリ骨材反応です。
コンクリートの劣化現象の中でも、かなりメジャーなので、
発生のメカニズムや、防止法などは覚えておくべきかと。
素人目には、コンクリートは劣化しないようにすら思えますが、
コンクリートも様々な悩みをかかえているわけです。
そんなコンクリートの悩みに、共感してあげましょう。
そうすれば、無味乾燥な専門科目の勉強も、
ちょっとは楽しくなるかもしれませんよ・・・(笑)
